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2012年03月23日

ひかり農園通信 第598号 2012、3、14発行

ひかり農園通信 第598号 2012、3、14発行  


昨年、磐田市の寺田徳五郎さんが、丹精込めてつくられた、和綿の布を購入する機会に恵まれて、広島の私(宏子)の母に、服の仕立てを頼んでいたのですが、ついに出来上がり、三月八日にうちに届きました。
しっかりしていて弾力があり、お茶で染めた美しい布で作った服は、肌触りもよく、夢のようです。
届いたその日は、息子さんの寺田智彦さんを訪ね、有志で糸つむぎを教えていただく“はじめの一歩”を踏み出した日でしたので、不思議な縁を感じました。

そして、三月十一日、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から一年のこの日、私は初めてこの服(ジャンバースカート風ワンピースと上着)を着て“野草社”の石垣雅設さんの呼びかけで月一回“野草広場”に集う会に行きました。
そこには、寺田徳五郎さんが来られていて、糸つむぎや服のことをとても喜んで下さり、服の手入れのことも教えてくださいました。
この日は、タイの手つむぎ、手織りの綿の布で服を作って全国に広めてこられた“うさとジャパン”の方々や、吟遊音楽家チャッキリさん、クリスタルボールという楽器を演奏してくださる方も参加されていました。
言葉にはならない、多くの思い、悲しみ、怒り、希望・・・・が、うずまく日本の今、祈りをこめて、鎮魂と、ずっと先の未来の世代の平和を願い、その実現に、音楽や布や農ある暮らしやお店や・・・・それぞれのやり方で、しなやかに生き、力を発揮されている人たちとの交流がありました。
そのあと、映画“ひろしま”上映会にも親子三人参加することができて、起きてしまった辛い現実から目をそむけたり忘れたりしないで、被爆者の思いを受け止め、自分にできる事をささやかでも新たに始めていこうかと思いました。  (宏子)

【今週の野菜ボックスメニュー】
新玉ねぎ、里芋、人参、大根、キャベツ、ブロッコリー、茎ブロッコリー、
カリフラワー、白菜又は法蓮草、小松菜、春菊




この記事へのコメント
宏子さんはいつも元気でいいですね、いろんなことにめげなくて夢と実践力を持っているんですね、今度4月22日(土)雄踏ラビリンス(地域活性化プロジェクト)で竹の子狩りをします、よろしかったら私のブログのぞいてください
Posted by 天水窯天水窯 at 2012年03月25日 16:44
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