ひかり農園だより

明日からは五月と言うのに風は冷たく田んぼの苗代の種もみも、芽を出そうか迷ってるようです。
三月中に蒔いた種もみからは小さな芽が出て緑色になり、土を持ち上げて伸びようとしています。
苗代の草を丁寧に刈って成長を見守ります。畑の方は端境期で寂しいですが、宣仁さんが種から育てた大切な苗たち(トマト、ミニトマト、ピーマン)がポット苗として、袋井の野草広場や、ひかり農園市に出ています。
育ててみたい方ぜひどうぞ。
連休中も田畑の作業は忙しく綿の種蒔きも始めます。
そんな中ですが、先日(25日木曜日)夕方、映画を見に行きました。
夫婦50割引があるので助かります。
その映画のタイトルは〝船を編む〟といいます。
美浦しをんさんの小説で、「大渡海」という国語辞書が完成するまでの、ある出版社の辞書編集部の人達とその周りの人たちのドラマです。
原作を読んでから、私は映画化(松田龍平さんと宮崎あおいさん主演で)を楽しみにしていました。
映画にはうるさい宣仁さんも〝うーんよかった。生き方を考えさせられる〟と余韻に浸っていました。
「人は辞書と言う船に乗り、暗い海面に浮かび上がる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で正確に思いを誰かに届けるために」言葉の海を渡るにふさわしい船を編むと言う思いを込めて十五年かけて完成した「大渡海」。
友情と愛と静かな情熱に胸が熱くなりました。良かったらぜひ、見てください。　　(宏子)



【今週の野菜ボックスメニュー】

新玉ねぎ、じゃがいも、大根、間引大根、春キャベツ、キヌサヤエンドウ、スナックエンドウ、蓮根、ぽんかん