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2015年04月01日

農業の安全神話

農業の安全神話
ひかり農園のパッケージに貼ってあるシールには、「当園では農薬・化学肥料を一切使用していません」と書いてあります。園主・宣仁が就農した26年前より、農薬・化学肥料に頼らない有機農法を実践しています。農薬・化学肥料を使用する慣行農法にくらべ、収量は落ちますし、雑草の駆除にも労力がかかりますが、安心安全で美味しい野菜をお届けするために行っています。
農業の安全神話
この畑は、ひかり農園の白玉ねぎを収穫した後の畑です。防草のためにはったマルチシートの下からも雑草は生え、玉ねぎの成長に必要な栄養分を奪ってしまいます。シートのない通路部分は、雑草が茂るたびに管理機で中耕します。苗の脇から出てきた雑草は手で一本一本ぬきますが、直にまた生えてきて到底作業は追いつきません。雑草は微生物や生き物の住家となり、肥沃な土を作ってくれるので、うまく共存していくことが大切と思っています。
農業の安全神話
この畑は、近隣の慣行農法で長年農薬・化学肥料を使用してきたと思われる畑です。収穫後の畑には草一本生えていませんし、今後も生えてくることはないように、除草剤を使用して管理しています。草は生えないのに、玉ねぎは育つ不思議な畑です。苗と除草剤と化学肥料が巧みにコントロールされて、最小限の労力で、最大限の収量を上げられるようになっています。もちろん農薬・化学肥料は国の安全基準を満たすものですが、絶対に大丈夫といった安全神話が、いつ崩れるかはまったくわかりません。ここでも安全性より経済性が優先されています。



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