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2011年09月12日

ひかり農園通信 第572号 2011、9、7発行

台風がやっと日本海に抜け、青空が広がっています。我が家の猫たち(にゃんこ、そら、にゃーた)も安心して外で寝そべったりしていて、こうして外に出られることのありがたさが身にしみます。台風の雨と風は、遠く離れた地にも被害を与えました。篠原町は海に近いので、南の方から風や雨(嵐)塩水をつれてきます。海岸の松林でかなり防いでくれていますが、東側のオクラの木は葉が黒くチリチリに枯れています。塩水の混じらない雨が降ってくれないとどうしようもありません。田んぼに水路から塩水が上がってこないかも心配です。草や木はそこを動くことができません。厳しい環境に耐えて、種や苗としておろされた所で生きていきます。放射能からも逃げられません。塩水や放射性物質を自らの体で受け止めてなお成長する植物もあります。どうか枯れないで負けないでと願うばかりです。人間もまた災害のあと、それに向き合って再生しようという意志や生命力があります。尊敬する農業の先輩たちも、それぞれの場で悩みながら、やさしく強く、土や作物と共に再生への道を歩みはじめています。自然農にとりくむ宮城県丸森町のかたくり農園、北村みどりさんの通信を読んで心にしみました。“生活を変える最後のチャンスを与えられた”“できることをひとつづつ、欲張らずに、幸せに生きて生きたいな…”深い思いを受け止めつつ、私もここで精一杯、仲間や地域の人や、みんなと生き物や草や作物や土と共に生きていこうと思うのです。 (宏子)


【今週のボックスメニュー】
玉ねぎ、人参、じゃがいも、南瓜、茄子、ピーマン、パプリカ、多角オクラ



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