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2017年03月17日

1年ぶりに投稿です!

1年ぶりに投稿です!
■今年も篠原特産の玉ねぎの季節がやってきました。既に一般栽培のものは1月の初旬から全国で一番の早い出し玉ねぎとして、収穫・出荷が始まっておりそろそろ終盤といったところです。一昨年秋の苗の栽培時期の大雨被害により、昨年は収穫量がぐっと減って大変でしたが、今年は天候に恵まれ昨年の倍以上の出荷状況と報じられています。
■篠原玉ねぎの歴史は古く、明治44年に知多から種子を導入し、自家採種と母球選抜栽培に取り組み、国内の50%を占める北海道産の出荷が終わる春先の端境期を狙って4月上旬から出荷ができる品種を生み出しました。その後も種子の改良や栽培方法が進化し、また気候温暖化も影響してか、1月はもとより12月下旬にも出荷できるようになってしまいました。
■ひかり農園では、もちろん農薬や化学肥料に一切頼っていないため、一般栽培に遅れること2ヵ月強の3月中旬の今時分からの収穫・集荷が通常となっています。毎年2月ぐらいの一般栽培の玉ねぎが出始めると、玉ねぎの販売時期のお問合せをいただいたり、直売所を訪れていただける方もいたりして、事情をご説明させていただきます。少しでも早く出来ないかと栽培方法を考えますが、これが本来の生育のタイミングと思っています。
■玉ねぎは中央アジア原産で、低温、乾燥に強い植物です。当地独特の海から培われた砂地と冬でも暖かな地温、高い地下水の恵みは、篠原特有の生食に最適な甘い玉ねぎを生み出してきました。最盛期の昭和62年の栽培面積は180ヘクタールありましたが、現在は半減してしまいました。70歳を超えてしまった担い手の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増大は深刻です。ひかり農園は、有機栽培による篠原玉ねぎの継承と発展に微力ながら寄与していきます。どうぞ、安心安全で美味しい篠原の玉ねぎをたくさん食べて、応援してください!



Posted by hikarinouen at 21:59│Comments(0)
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