› ひかり農園だより › ひかり農園通信 › ひかり農園通信 第790号 2015.12.16発行

2015年12月21日

ひかり農園通信 第790号 2015.12.16発行

ひかり農園通信 第790号 2015.12.16発行
■ひかり農園の経営ビジョンは「有機栽培による、安心・安全な美味しい野菜を多くの人に食べてもらいたい。また地域の環境と将来を考えた農業に取り組んでいきます。」です。

■有機(オーガニック)とは、IFOAM(国際有機農業運動連盟)の定める原則として、「生態系」自然の動植物を守り、生物多様性を保全する。「健康」保存料や着色料などを低減し、食品の安全性を確保。化学的な染料や塗料を使用せず、アレルギーのない生活を目指す。「公正」児童労働の禁止、植民地栽培の排除、南北格差の解消、人を大切にする社会を実現する。「配慮」化学農薬や化学肥料を使わずに、水、土、大気を汚染から守り、適地適作・地産地消で、地域の文化を大切にする。の4つが挙げられています。                                                                                                        

■また、有機栽培とは、有機農産物を「生産から消費までの過程を通じて化学肥料・農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、遺伝子組換え種子及び生産物等をまったく使用せず、その地域の資源をできるだけ活用し、自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたもの」と定めています。                                               
ひかり農園通信 第790号 2015.12.16発行
■地域の環境と将来は、増大する農業従事者の減少・高齢化、耕作放棄地で、浜松市の農業従事者数14,524人、その内75歳以上が35%。耕作放棄地は1,181ヘクタール・佐鳴湖のおよそ10倍、サッカーグラウンド約1,700面分です。食料自給率は日本40%、アメリカ128%、オーストラリア237%で、TPPにより日本の関税が下がると農産物の輸入が増え、国内農産物の価格は下落するそうです。                                                                          

■一方、国内総生産量に占める有機農産物の割合は0.18%。有機認定事業者数約5,000人。耕地面積に占める有機栽培面積の割合は、日本はわずか0.1%です。環境汚染は深刻で、当地では農薬・化学肥料に含まれるリンや窒素の化合物が篠原川から佐鳴湖に流入していると報告されています。特産の玉ねぎの作付面積は平成の20年で半減、さつまいもは激減、落花生は自家用消費分程度に消滅しています。

■ひかり農園は、小さな小さな農園です。本当に微力な事業活動ではありますが、少しでも明るい未来を将来の子供たちに残したいと思っています。そして、みなさんの支えをいただきながら、来年も夢と希望を抱いて邁進していきたいと思います。私の通信はこれで今年最後となりました。本年は本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。(建也)

■野菜ボックス今週のメニュー
長ねぎ、間引き大根、ゴボウ、ミニ白菜、葉付人参、さつまいも、里芋、ブロッコリー、紫小かぶ、カリフラワー、ターサイ、ナバナ、金時人参



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ひかり農園通信 第790号 2015.12.16発行
    コメント(0)