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2017年05月05日

篠原の宝玉



 ひかり農園の今年のチャレンジは、加工品の品数の充実とブランディングによる販売の促進です。第1弾は篠原特産の玉ねぎのドレッシングとピクルスです。加工品としての統一した名称として「伊三郎」を商品名に入れ、商品パッケージに貼るラベルデザインも新たに作成しました。
 
 徳川 家康公が名付けた“浜松”そのものの浜と松が連なる東海道沿いに開けた篠原町は、大正時代より栽培を始めた玉ねぎの一大産地。温暖な気候と水はけのよい砂地、乾燥を促すからっ風の絶妙な栽培環境に育まれ、辛みのない甘みとシャキシャキとした食感が特徴。農薬・化学肥料を一切使用しないで栽培されるひかり園の玉ねぎは、まさに篠原の宝玉です。美味しさをさらに凝縮したドレッシングとピクルスに仕上がりました。

 江戸時代、宝暦9年(1760年)に没した初代鈴木伊三郎から屋号を「伊三郎」とし、永年に渡り先祖伝来の地を守ってきました。新たな屋号を「ひかり農園」とした当園主で10代目となり、農薬・化学肥料を一切使用しないで栽培した農産物を使用した加工品の販売にあたり「伊三郎」の名を継承していきます。

■伊三郎 白玉ねぎフレンチドレッシングは、フランスの品種ブラン・アチーフ・ド・パリの改良種で独特の甘みが特徴の白玉ねぎと貴重な菜種油などを使用して無添加で手づくりしました。内容量150ml・810円(税込)。

■伊三郎 黄玉ねぎ和風ドレッシングは、大正時代からの永年の品種改良による辛みのない甘みが特徴の黄玉ねぎと貴重な菜種油などを使用して無添加で手づくりしました。内容量150ml・810円(税込)。

■伊三郎 新玉ねぎピクルスは、早春の風物詩となっている新玉ねぎのシャキシャキの食感そのままに、厳選した酢や香辛料などを使用して無添加で手づくりしました。内容量200g・950円(税込)。

 どうぞ贅沢にお楽しみください。  

Posted by hikarinouen at 22:30Comments(0)野菜販売のご案内

2017年04月05日

もっとオーガニック!



■ひかり農園が入会している浜松有機農業者マーケットの会では、毎月第2、4日曜日に浜松駅南のビオ・あつみエピスリー浜松にて、「浜松オーガニックマーケット」を開催しています。昨年の4月からは農家だけでなく、オーガニックの加工品や飲食物、雑貨などの販売会員が出店できるようになり、来場者数が増え、新しいお客さんも加わり、売上も向上してきました。
■この4月からは21店舗が出店予定で、さらに魅力的なお店が連なることになります。2017版の新しいチラシも準備中で、ますます皆さんに知っていただきご来場いただいて、単に商品を売り買いする関係だけでなく、その商品の特徴や生産者・販売者のこだわりをお聞きいただき、オーガニックの重要性や必要性を共有できる関係ができたらと思います。
■マーケットが開催されて6年目となりますが、オーガニックの認知や市場での広がりはどんなものなのでしょうか?有機野菜生産者の立場から言えば、オーガニックを求める消費者は確実に増えてきていると実感しますが、国内の有機野菜の市場占有率は今だ1%にも達していません。つまりは農薬・化学肥料は相変わらず大量に使用され、農産物、土壌、自然環境、体内に混入され続けながら市場経済や食料供給が回り続けています。
■こうしたことに気づいていても、なかなか軌道修正できないのが現実ですが、まずは消費者の皆さんがオーガニックを楽しく体感してもらう機会として、この秋、11月5日(日)に浜北の県立森林公園にて「浜松オーガニック祭(まつり)2017」を、マーケットの会主催で開催することが決定しました!開催内容はまだまだこれからですが、多くの皆さん、特に小さなお子さんのいるファミリーの方々に来場いただき、大自然の中で1日、オーガニックに触れて楽しんでいただけたらと思案中です。こうご期待!!  

Posted by hikarinouen at 06:14Comments(1)イベント情報

2017年03月17日

1年ぶりに投稿です!


■今年も篠原特産の玉ねぎの季節がやってきました。既に一般栽培のものは1月の初旬から全国で一番の早い出し玉ねぎとして、収穫・出荷が始まっておりそろそろ終盤といったところです。一昨年秋の苗の栽培時期の大雨被害により、昨年は収穫量がぐっと減って大変でしたが、今年は天候に恵まれ昨年の倍以上の出荷状況と報じられています。
■篠原玉ねぎの歴史は古く、明治44年に知多から種子を導入し、自家採種と母球選抜栽培に取り組み、国内の50%を占める北海道産の出荷が終わる春先の端境期を狙って4月上旬から出荷ができる品種を生み出しました。その後も種子の改良や栽培方法が進化し、また気候温暖化も影響してか、1月はもとより12月下旬にも出荷できるようになってしまいました。
■ひかり農園では、もちろん農薬や化学肥料に一切頼っていないため、一般栽培に遅れること2ヵ月強の3月中旬の今時分からの収穫・集荷が通常となっています。毎年2月ぐらいの一般栽培の玉ねぎが出始めると、玉ねぎの販売時期のお問合せをいただいたり、直売所を訪れていただける方もいたりして、事情をご説明させていただきます。少しでも早く出来ないかと栽培方法を考えますが、これが本来の生育のタイミングと思っています。
■玉ねぎは中央アジア原産で、低温、乾燥に強い植物です。当地独特の海から培われた砂地と冬でも暖かな地温、高い地下水の恵みは、篠原特有の生食に最適な甘い玉ねぎを生み出してきました。最盛期の昭和62年の栽培面積は180ヘクタールありましたが、現在は半減してしまいました。70歳を超えてしまった担い手の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増大は深刻です。ひかり農園は、有機栽培による篠原玉ねぎの継承と発展に微力ながら寄与していきます。どうぞ、安心安全で美味しい篠原の玉ねぎをたくさん食べて、応援してください!  

Posted by hikarinouen at 21:59Comments(0)

2016年04月07日

ひかり農園通信 第805号 2016.4.6発行

■早いもので、今年も4月、新年度になりました。企業や学校など社会全体が新しい”スタート”になります。私事ですが、自治会の組長という役を拝命し、1年間、地域のお役立ちをさせていただくことになりました。今日から「広報はままつ」の配付がスタートします。                            

■ひかり農園では夏野菜の準備が始まり、作付けや育苗が始まっています。桜の開花と同じように、スナックエンドウや空豆などのも開花し、ジャガイモ、人参、大根なども成長が著しく、春の息吹を感じます。先般ご紹介した『浜松オーガニックマーケット』もいよいよ4月10日にリニューアルオープンを迎えます。まさに新たなスタートです!                             

■今週のメニューの項目に生産地がありますが、ひかり農園最大の畑『新切畑』に隣接する『新切東』『新切南』に、さらに隣接して新しい畑も2か所1,000㎡程借りることになりました。今月から耕起をはじめ、有機の畑に変える作業がスタートします。                              

■杏林堂は販売店舗に変更があり、高丘東店、新居店、舞阪店での販売がスタートしました。直売所も訳あり野菜の詰め放題のコーナーを設けたりして、来店いただくお客様に喜んでいただけるサービスをスタートしました。            

■一方、野菜ボックスや直売所、百姓広場でのお買い上げの際に付与していたポイントサービスですが、諸般の事情により3月をもって終了とさせていただきました。お持ちのカードはスタンプを捺印された分を、お買い上げ時に清算させていただきますので、お気軽にお申し付け下さい。ご理解の程、よろしくお願いいたします。(建也)


■野菜ボックス今週のメニュー
黃玉ねぎ、赤芽里芋、ターサイ、人参、春菊、法蓮草、間引き大根、ブロッコリー、春キャベツ、紫小かぶ、チンゲンサイ  

Posted by hikarinouen at 16:44Comments(0)ひかり農園通信

2016年03月17日

ひかり農園通信 第802号 2016.3.16発行


ひかり農園が参加している「浜松有機農業者マーケットの会」が開催の「浜松オーガニック百姓広場」が、『浜松オーガニックマーケット』に生まれ変わって、農産物に加えてオーガニックな加工品や衣類、雑貨、飲食などの出店者が新たに加わりリニューアルオープンします。                        

これまで同様に農産物は農薬、化学肥料、化学合成添加物、遺伝子組換や放射能汚染の危険性のあるものが不使用であること、卵・肉・乳製品は安全な飼料やストレスのない飼育方法で育てられていること、調味料は、昔ながらの製法で原材料が明らかであること、雑貨衣類は有害物質を含まない安全素材でつくられていること等々「浜松有機農業者マーケットの会」のガイドラインに基づいたオーガニックな商品が並びます。                             

また、試食・試飲やイベント、オーガニック相談など、オーガニックを知ってもらう、広めていく活動も併せて行っていきます。毎月第2・4日曜日9時30分~14時、浜松市中区砂山町にある「ビオあつみエピスリー浜松」駐車場で開催です。1回目は4月10日です。是非お越しください。             

先般の新聞に『東京五輪へ 育て!有機農産物』の記事が掲載されていました。ロンドン五輪でも今年のリオ五輪でも、選手村の食材基準は”オーガニック優先”となっていて、東京五輪でもこの基準が策定されそうですが、供給力が課題とのこと。日本の全農産物のうち有機の栽培面積は0.27%の約1万ヘクタール。イギリスの面積の50分の1、ブラジルの70分の1にとどまるからです。       

多くの皆さんに有機・オーガニックを周知、理解、支持していただけることが重要になってきています。『浜松オーガニックマーケット』がその一助となるように頑張りたいです。(建也)

■野菜ボックス今週のメニュー
白玉ねぎ、赤芽里芋、九条ねぎ、人参、春菊、大根、法蓮草、小松菜、水菜、間引き大根、ブロッコリー脇芽、緑カリフラワー  

Posted by hikarinouen at 17:52Comments(0)